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自分が理想とする看護師になるためには職場選びも重要
転居するまで同じ病院に勤務
30代女性看護師です。結婚と同時に引っ越したため職場を退職し、いまは休職中です。私は高校卒業後、3年制の看護専門学校へ進学しました。看護師免許を取得後は、実習でもお世話になった付属の病院に就職し、他県へ移り住むまでの6年間、小児科・内科の混合病棟で看護業務に従事しました。500床ほどの中規模総合病院で、二次救急や地域支援、緩和ケアなどの複数の機能を持った病院でした。
学んでいるうちに看護師としての目標ができた
私は、特にこれといった志もなく看護学校に進みました。他に大学で勉強をしたいものがなく、また親戚に看護師として働いていた人がいたので、その影響で進学先を決めました。でも、看護学校での生活や実習での経験を通して、患者さんが安心して療養できる環境を提供できるよう、より多くの知識や技術を持った看護師になりたいと思うようになりました。
知識は役に立ったがそれだけではダメだと実感
実際に病院で働き始めたとき、知識に関しては、免許を取得する前の段階で全国模試でも上位に入る程度には身につけていましたので、その知識の財産には助けられました。経験年数が増えると、知識が臨床経験と結びつき、より自分を助けるものともなりました。しかし、実際に働く場所では、知識や技術だけでは上手く渡っていけないことも多いと実感しました。院内での他職種との関わりや、病棟での人間関係、問題のある患者さんへの対応など、悩むことも多かったです。
患者への対応に関し病院の方針とズレが
病院で働いているとき、問題のある患者さんからは、暴言を吐かれたり暴力を振るわれそうになったりしたこともありました。また、病院自体が患者さんには基本的に甘いところがあったため、そういった患者さんに対しても強制退院などの措置が取られることはなく、スタッフが我慢を強いられることも多かったので、仕事が嫌になることもよくありました。
理想を実現するためには職場選びも重要
医療の現場では複数の職種がチームとして一人ひとりの患者さんに関わっていくこととなります。その中で、最も患者さんの身近に存在し、窓口となり全体の調整役となりやすく何かあったときに矢面に立ちやすいのは、やはり看護師であると思います。入院患者さんでも、早期から退院後の生活に焦点を置いた関わりが求められます。最終的に患者さんがよりよい健康状態となるように関わっていける看護を提供したいと思いますが、そのためには自身が安心して働くことのできる職場選びも重要だと、感じています。